【元店員が語る】パチンコ&スロットをやめたいアナタが知っておくべき14のコト

  • パチンコ、スロットをやめたいけどやめられない…
  • パチンコ店の店員って何を考えているの?
  • パチンコ店の裏側を知れば勝てる?

パチンコ、スロットは誰でも気軽に始められる娯楽です。しかしギャンブル性や中毒性が高く、人生が崩壊してしまうケースも。

私はパチンコ店の店員を10年間続けながら、プライベートでもパチンコ店に通い続け、年収を超える額の借金を負ってしまいました。もし興味があればこちらの記事をどうぞ。

»【運営者プロフィール】MAX700万円超え!借金の理由と内訳を告白します

本記事では元パチンコ店の店員という立場から、裏話を交えつつパチンコをやめるべき理由について解説します。最後まで読むことで、パチンコ依存から脱出するきっかけになります。

コト郎

私はパチンコ依存を脱却し、5年以上パチンコをやっていません。

パチンコ、スロットで勝ち続けることはほぼ不可能。もしも職場、自宅、パチンコ店を行き来するだけの生活になっていたら、かなりヤバいです。早く抜け出して、経済的にも自由な生活を手に入れましょう。

目次

パチンコをやめられない理由

パチンコは一度ハマってしまうと、なかなかやめることができません。「明日から絶対行かない!」と決めたのに、一週間後にはパチンコ台の前に座っている。なんて経験をした方も多いのでは。

パチンコをやめられない原因について解説していきます。問題が浮き彫りになれば、あとは対策を立てるのみ。

  • 勝った経験を忘れられない
  • 負けを認められない
  • 演出などの中毒性
  • パチンコ店に行く習慣
  • 現実逃避

勝った経験を忘れられない

パチンコを打ってお金が増えた経験は、なかなか忘れられません。

例えば3万円負けたとしても、5万円勝った経験があれば、取り返せると考えてまたパチンコ店へ行ってしまう。さらに、10万円の大負けをしてしまっても、20万円勝った経験があればまた行ってしまう。

勝った経験にすがって、いくら負けても取り返せる気になってしまうので、ギャンブルは恐ろしい。

コト郎

初めて行ったパチンコで勝ってしまい、ずっと行き続けてしまう…という人も多いでしょう。

負けを認められない

人間は、自分が損したという事実を受け入れられません。少しでも負けてしまうと、取り戻すめたについ熱くなってしまいがち。

負けている状態、損をしている状態でやめることは非常に困難。しかし、スッパリやめることができないと、そのままズルズルとお金を失ってしまいます。

「損切り」を知るべき

投資の世界では「損切り」「ロスカット」という言葉が存在します。下落している投資商品を売ってしまい、損失を確定させる行為のことを指します。「損切り」「ロスカット」を行い、損失額を最小限に留めることが、投資の世界では極めて重要です。

コト郎

パチンコは損切りだと思って、負けていてもスッパリヤメましょう。

演出の中毒性

【引用】マルハンチャンネル様より

パチンコ、スロットで当たりを引く瞬間は、光や音で派手な演出が起こります。この光や音が心を揺さぶって、中毒性を引き起こします。

中毒になってしまうと抜け出すのは大変です。GOGOランプが光る瞬間を想像するだけで、自然とパチンコ店に足が向いてしまう方も多いでしょう。

パチンコ店に行く習慣

パチンコ店に行くこと自体が習慣になってしまっているケースも。

  • 仕事帰りにパチンコ店に寄る
  • 休日は早起きして、開店前に並んでしまう
  • パチンコに行ける時間を軸に、予定を決める

上記に当てはまる場合は要注意。習慣化してしまったものを断ち切るのは、非常に困難です。

現実逃避

ストレスから逃げるために、パチンコをやってしまう。嫌なことを忘れるために、パチンコをやる。パチンコを打っている間は、嫌な現実を忘れられます。

しかし、現実逃避のためにパチンコ店に行ってしまう方は、今すぐにやめるべき。現実でストレスを抱えながら、パチンコで負けてさらにストレスを増加させるケースもよくあります。

コト郎

店員時代、負けて発狂するような人もよく見ました。

【店員目線】パチンコ店の知っておくべき14のコト

私はパチンコ店の店員として、役職が上がるたびに自然とパチンコへの欲求が無くなっていきました。店側の事情を知ると、パチンコ、スロットには夢が無いことを理解できます。

  • 店員は四六時中勝たせないことを考えている
  • ボーダーラインの計算は複雑
  • 高設定は広告宣伝費
  • パチンコ店の利益率は15〜20%
  • 1人の力じゃ確率は収束しない
  • 遠隔は「出す」ために使う
  • パチンコ店員目線で見た、遠隔してるお店の特徴
  • 遠隔はあまり聞かないが、サクラは多い
  • 1円パチンコは確実に利益が出る
  • 「店のクセ」はわざと
  • クレームは心にまで届かない
  • パチプロ、スロプロはヤバいくらいブラック
  • 意外とスロプロも低設定をつかみがち
  • 「店長と客の戦い」はマンガの世界だけ

順番に解説していきます。

店長は四六時中、勝たせないことを考えている

当たり前の話ですが、客が勝ってしまうとパチンコ店は潰れてしまいます。パチンコ店では出玉以外にも、人件費や光熱費が他業種と比べて、固定費が莫大

固定費を差し引いて、しっかり利益が残るように、店長は「いかにお客様に負けていただくか」をずっと考えています。

よく回るパチンコ台や、高設定のスロットも、最終的にお客様に負けていただくための手段です。

ボーダーラインの計算は複雑

ボーダーラインとは?

ボーダーラインとは「1,000円で○回転デジタルが回る台を打ち続ければ、打ち込む玉数と返ってくる玉数が一緒になる」という数値。つまり理論上、ボーダーラインを超える台を打ち続けていれば、玉が増える計算です。

機種ごとのボーダーラインは、ネットで簡単に調べる事が可能。しかし、本当にボーダーを超えているかどうかは、見極めるのが困難です。

  • 1,000円あたりの回転数のムラが激しい
  • 大当たり時の出玉が、平均より少ない
  • 確変中、時短中に少しづつ玉が減る

上記の要素が加わると、本当はボーダーを超えていないのに、超えているように見えてしまいます。パチンコ店側では、わざと分かりづらい調整にするために、日々研究を重ねています。

高設定は広告宣伝費

スロットの高設定は、客を楽しませるために使う訳ではありません。高設定はいわば広告宣伝費

例えば高設定をつかんだ客、もしくは高設定の存在を店で確認した客は、店にほぼ必ず再来場してくれます。一時的にお客様が数万円勝ったとしても、今後数ヶ月〜数年にわたって利益を上げる見込み客になります。

コト郎

負けるまで来場し続ける方がかなり多いのが実情です。

パチンコ店の利益率は15〜20%

パチンコ店の利益率は、一般的に15%から20%。つまり、1万円使ったら8000円から8500円返ってくる計算です。

コト郎

私のいた店では、回収期に30%利益を取っていた日もありました。

もちろん1人で、1日打ち続けるだけでは利益率とはかけ離れた収支になります。しかし、同じパチンコ店に長く滞在するほど、そのお店の目標利益率に近づいて行く可能性が高いのです。 

1人の力じゃ確率は収束しない

確率は試行回数を重ねれば、徐々に収束していきます。

しかし、サイコロの1/6ですら収束するために数千回〜数万回の試行回数が必要です。パチンコの大当たり確率は1/100から1/300程度。これを収束させるためには、数万回〜数百万回の試行回数が必要になってくるでしょう。

1人の力で確率を収束させるためには、パチンコ店にとんでもない回数通わなければいけません。

店側は稼働を増やして試行回数を稼ぐ

1人の力で試行回数を稼ぐのは、はっきり言って困難。しかし、店側から見ると、客が多ければ店全体の試行回数が増えます。稼働人数が多いと、数日〜数週間単位でもじゅうぶん確率は収束します。だから1台ごとで確率はバラバラでも、店全体で見れば確率通りになっています。

遠隔は「出す」ために使う

パチンコではよく遠隔という言葉を聞きます。「1,000回転ハマったから遠隔!」「出ないから遠隔!」と怒っている人も。

しかし実際に遠隔をやっているパチンコ店は、1%も存在しません。そんなことをしなくても利益は取れるので、莫大な費用をかけて遠隔の設備を導入する必要がないからです。

しかも遠隔は、出玉を見せるために使うことが多いです。逆に「大負けしたから」「ハマったから」遠隔と決めつけるのは、あまりにも短絡的です。

パチンコ店員目線で見た、遠隔してるお店の特徴

遠隔を導入した際のメリットは、出玉のアピールをしやすいところ。

  • メイン機種や、力を入れている機種がしっかり出ている
  • 大ハマリしている台も少ないが、大連チャンしている台もほぼない
  • シマごとのトータルを見ると店側がしっかり儲けている

こんな状況が毎日続くのは少し不自然。出したい時に上手く出せないのも店長の悩みです。

上記に当てはまるお店は、店員目線だと遠隔を疑ってしまいます。

遠隔はあまり聞かないが、サクラは多い

遠隔操作を導入しているパチンコ店はほぼありませんが、サクラは確実に存在します。

サクラとは店側が雇った打ち子

サクラとは、パチンコ店の関係者に「〇〇番台を打って」と指示されて、1日打ち続けることを仕事にしている人たち。出玉を換金した中から日当を差し引いて、余った分はお店に返す報酬形態が多い。

サクラを雇うことで、店側に損害を出さずに出玉をアピールできます。中には店とは関係なく、設定状況を知っている店長、役職者のおこづかい稼ぎとしてサクラを雇っているケースも。

毎日特定の人しか出ていないお店には近づかないようにするべきです。

1円パチンコは確実に利益が出る

1円パチンコとは、遊技するレートを下げてパチンコを遊びやすくしたもの。客側から見ると、少ないお金で遊べるので、手軽にパチンコを楽しむことができます。

しかし、店側から見ると、1円パチンコは確実に利益が見込めるドル箱です。理由は以下の通り。

  • ボーダーラインが分かりづらくなるため、回収調整で問題ない
  • 新台じゃなくても稼働があるため、機械代がかからない
  • 長く遊んでくれるので、ねらった利益率に落ち着きやすい
  • 連チャン即ヤメが少ないため、回収しやすい
  • 一人当たりの負け額が少ないので、クレームも少ない
コト郎

4円パチンコよりも勝ちづらい調整になっていることがほとんどです。

「店のクセ」はわざと

よく「店のクセを読めば勝てる」と言う人がいます。しかし、その店のクセ自体、わざとやっているケースも。

  • 角台が出やすい
  • 三日間へこんだ台は翌日に設定を上げる
  • 出た台は翌日も出やすい

特にスロットは、「設定」が存在するため、店側としても出したい台を調整することが可能。わざと上記のようなクセをつけることがあります。

店の攻略法をちょっと出すことによって、スロッターたちは常連になってくれます。店に来ることが習慣化してしまえば、利益を上げるのはすごく簡単

店側が用意した罠に引っかからないことが重要です。

クレームは心にまで届かない

自分が負けたからと言って、店員にクレームをつける方がいます。「あれだけ言ったんだから、少しは改善してくれるだろう」と思いきや、そんなに甘くありません。

店員は、クレーム対応に慣れています。もちろん、本当に店側に非があるようなクレームは別です。

  • 全然出ない
  • 〇〇円負けた
  • 〇〇回転ハマった

上記のようなクレームは、店員の心にまで届くことはありません。

パチプロ、スロプロはヤバいくらいブラック

パチプロやスロプロという、パチンコ店に通い続けることを仕事にしている方たちもいらっしゃいます。実は、この方達はとんでもないブラック労働です。

騒音の中、開店から閉店までの12〜13時間を、トイレも我慢しながら遊技し続けます。

一般的なイメージだと、毎日好きなスロットばっかり打って「自由気ままな生活」と思われがち。

  • 職場環境はすごい騒音
  • 労働時間が長い
  • 収入は不安定
  • 保険も保証もない
  • ローンも借りづらい
コト郎

ブラック企業なんて目じゃないくらいの過酷な職業です。

意外とスロプロも低設定をつかみがち

実はスロプロの方たちも、結構な割合で設定判別を失敗します。私は設定変更をしていた立場ですので、はっきりわかるのですが、意外と低設定をぶん回しています。

実際、設定2を1日中ぶん回して2万円ほど負けていった…なんてスロプロも結構ザラ。スロットを知り尽くしたプロでも、負けるときは結構負けます。素人が勝とうと思ってもなかなか難しいのが現実です。 

「店長と客の戦い」はマンガの世界だけ

よくマンガだと、パチンコ店の店長と、客との攻防を繰り広げるようなストーリーが描かれています。しかし、それはあくまでマンガの世界だけの話。

実際、店長はお客様を大衆としか見ていません。1人1人個別に何かの感情を描くこともなく、機械的に多くのお客様から、利益を確保することだけを考えています。

ただし、マナーの悪い客不正行為を働く客は目の敵にしますが、それは例外。誰かが勝った、負けたという結果については、それほど注目して見ていません。

パチンコをやめるコツ3選

なくなっても問題ない余剰資金を使って、エンタメとしてパチンコをやるのは問題ありません。しかし、中にはパチンコで人生が狂ってしまうケースも。

パチンコ依存におちいってしまい、すでに人生が狂いかけている方に向けて、パチンコをやめるコツについて解説していきます。

  • 他に熱中できるものを見つける
  • 現金を持たない
  • コミュニティに入るそれぞれ解説していきます
コト郎

私は上記のコツを意識してパチンコ依存を脱却しました。

他に熱中できるものを見つける

パチンコ以外に熱中できるものを発見できれば、自然とパチンコ店に行かなくなります。熱中できるものが思いつかない方は、以下の中から選んでみては。

  • 副業
  • ゲーム
  • スポーツ

初期費用もそこまでかからないため、まずやってみることがオススメ。自分に合ったものを見つけましょう。特に副業にハマると、お金も増えるので一石二鳥です。

現金を持たない

パチンコ、スロットは基本的に現金で遊技します。ですので、現金を持ち歩かないのは有効な戦略。最近ではクレジットカード決済やQRコード決済が普及し、現金を持たなくても困りません。

「現金を持っていないからパチンコ屋に行くのを踏みとどまった」なんてケースも多いでしょう。仮にトイレを借りるためにパチンコ店の中に入っても、現金がなければ打たなくて済みます。

コミュニティに入る

『パチンコに行かないためのモチベーション』を継続させることが極めて重要。そのためにはコミュニティに入って、仲間を増やすのが有効です。

例えば、Twitterで「禁パチ」と検索してみると、同じようにパチンコをガマンしている仲間がたくさん見つかります。仲間たちと意見交換をすることで、パチンコをやめる大きなきっかけになるでしょう。

コト郎

もしよければ私(@kotorou_repayer)をフォローして、気軽に絡んでください。Twitterの練習台にピッタリです。

パチンコをやめないと人生が崩壊しかねない

パチンコがきっかけで人生が破綻してしまった人はかなり多いです。

余剰資金の範囲内で、エンタメとしてパチンコをやるのは特に問題ありません。しかし、借金してまでパチンコに行くようになってしまうとかなりマズイ状況。

コト郎

私のようになってはいけません。

「なぜパチンコが勝てないのか」「なぜパチンコに行ってはいけないのか」店員側の目線を知っておいてください。

人生を崩壊させる危険のあるパチンコ店を避けて、経済的に豊かな生活を掴み取りましょう 。

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この記事を書いた人

30代後半2児のパパ|妻に内緒で借金返済中|本業と副業(ブログ)で完済を狙う|車のローン200万円+カードローン230万円+リボ200万円の多重債務|債務整理、弁護士相談は絶対しない自力返済スタイルを貫きます!

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